梅梅
年頭の書
年頭の書

平成十八年 年頭の言葉「致中和」の出典と意味

■中国の古典、儒教の基本経典である四書五経(ししょごきょう)(四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」、五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」)の「中庸」第一章から。

「前略 〜 喜怒哀?之未?、?之中。?而皆中?、?之和。中也者、天下之大本也。和也者、天下之?道也。致中和、天地位焉、万物育焉。〜 後略」

(通釈)
喜怒哀楽の未だ発せざる、これを「中(ちゅう)」という。発して皆節に中(あた)る、これを「和(わ)」という。中なる者は天下の大本なり。和なる者は天下の達道(たつどう)なり。中和を致せば、天地位(くらい)し、万物育す。

(解釈)
喜怒哀楽の感情は外界からの刺激に触発によって発生する。感情が生じる前は、本性のままの偏りも過不足もない中正な状態であり、これを「中」と言う。喜怒哀楽の感情が生じても、然るべき節度にかなっている状態を「和」と言う。「中」は世界の本来の形であり、「和」に達することが道にかなうことである。「中」を保ち「和」に達することにより、天地は安んじ(位)、全てのことがその生を遂げることが出来る。 世も末だとか世間が悪いとかという様に、ものごとを時勢や世相のせいにして、あきらめたり投げやりになるのではなく、たとえ時流に恵まれずどんな苦境に陥ろうとも平常心と気概を保ち、本来の正しい道(「道理」は不変であり、時勢の盛衰とは無関係)を、志を高く掲げて邁進することこそが本来の生き方である。そしてそのことによって必ず展望はひらける。



address お問合せはこちらまで
info@hiranuma.org

Copyright(c)2000 HIRANUMA office - All rights reserved