梅梅
新年の御挨拶
衆議院議員 平沼 赳夫

photo 昨年九月六日、秋篠宮家に悠仁親王殿下がご誕生になられました。皇室におかれましては実に四十一年振り、皇位継承第三位となられます男子のご誕生であり、まことにおめでたく心より寿ぎ奉ります。悠仁親王殿下のお健やかなご成長を衷心よりお祈り申し上げます。
 皆様には平素より格別のご支援を頂戴致しておりますことに心より厚く感謝申し上げます。昨年は、皆様のお力添えで、岡山三区内・旧市町村単位四十一地区において平沼赳夫後援会を発足していただくことが出来ました。無所属の立場の私にとりまして、これほどありがたく、心強いことはありません。私の信念に基づいて行動したこととはいえ、ご心配を戴いております皆様方に心から感謝申し上げるとともに、重ねて多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしておりますことを誠に申し訳なく存じます。
 復党問題に際して本当に私のことを案じてくださり、ありがたいご助言やご忠告もたくさん頂戴いたしました。お支えいただいている自民党県連の岡山県議会議員の皆様からも早期の復党をお勧めいただきました。そのことは誠に有難く、真摯に受け止めさせていただきました。

photo 復党問題は、自民党執行部の方から出てきたものです。落選組・無所属組含めて無条件の一括復党という内容でした。首班指名も安倍氏に投票しています。政治信条も近い安倍総理を支えることに異存はありません。私は無所属当選組十二名の窓口に任じられました。他の十一人との合意の上で「当選している我々はさておき、刺客に敗れ塗炭の苦しみを味わっている落選している人々の復党を優先してほしい」ということは強く訴えてさせていただきました。たかが一法案のことだけで有為な人材が葬り去られてしまうことは、自民党にとって大きな損失だと考えていたからです。
 ところが当初の無条件から一転して、段々と条件が突きつけられるようになり、現職優先で落選組は後回し、復党願いと誓約書の提出、反省と釈明の会見を開くことなどが条件とされました。
 私も議会人ですから、既に可決成立している法案を否定するものではありません。しかし既に地方においては、懸念されていたユニバーサルサービスの低下が現実のものとなりつつあります。今後法案内容の修正の議論がなされることは当然のことであり、賛成反対の立場の別なく議員の責任であると存じます。
 自民党復党の条件として既に成立している法律への全面的な支持を表明し、これに反する場合には議員を辞職するという内容の誓約書に署名することは、私にはどうしても出来ませんでした。そもそも議員の当落を決定するのは、有権者の投票結果のみであるはずです。

photo 与党が国民の圧倒的な支持を得たと言っている平成十七年の選挙において、自民党・公明党の立候補者に集まった得票総数は三千三百万余票、郵政民営化法案反対を明確にして立候補した候補者の総得票は三千四百余万票、百万票以上与党票より多かったことは事実です。けして国民の大多数が弱肉強食型の小泉改革を支持していたわけではありません。
 私も皆様のお蔭で自民党公認刺客候補に四万票以上の差をつけて当選をさせていただきました。約十万人の有権者の皆様が私の主張に投票してくださって当選をさせていただいた議員として、自分の信念や主張に反し、有権者の負託に背く行動をとることは出来ません。
 他の十一人の議員の窓口としての責任もあり、復党願いは一緒に提出いたしました。結果として誓約書を提出しなかった私の復党は認められず、当面無所属で活動することと相成りました。
 古代ローマのコロシアムで行われた見せ物のごとく表層的で煽動的な報道に国民が易きに流れるとき、民主制度はその機能を失ってしまいます。時間がかかろうと、議論の積み重ねこそ民主主義の原点です。

photo 郵政民営化法案に限らず、法律・制度とは慎重に吟味し、真に国益と国民の為になるという方向性が明確でなければならないと考えます。結果として国民の利便性を損ない、国民負担を軽減するどころか負担を増やすことになるという内容では意味がありません。法律や制度は「取り敢えずやってみて」何か不都合があればそれから考えればよい、リセツトボタンひとつで元通りになるコンピューターゲームではありません。安易な改変の結果、振り回され一番不利益を被るのは政府でも政治家でもなく国民です。「改革」とは看板ではなく「内容」こそが重要なのです。
 私は政治家が「非情」を公言して憚らないことに違和感を覚えます。弱者や真面目に暮らしている人々が苦しむ社会はどう考えてもおかしい。政治の要諦は、条理と情理にかなった「公平・公正」であり、多様性を容認する「寛容」であり、強きに屈さず弱きを侮らない「正義」だと思います。格差を奨励し、弱者を切り捨てる非情が、まかり通る社会であってはなりません。
 いざなぎ景気を上回る「好景気」といわれていますが、実感に乏しく、景気の回復はまだまだ地方には及んでいません。むしろ厳しい状況ですらあります。日本の雇用と経済は中小企業が支えています。その中小企業に元気を取り戻す景気対策が必要です。また三位一体の地方分権改革も肝心の税源移譲が伴わず、地方にとってバランスがとれない厳しい環境となっています。大都市圏に留まらない、均衡のとれた景気回復、地域格差の是正などに取り組んで参りたいと存じます。

photo 農林水畜産業は国の基です。日本全国の原風景、平野や山間に広がる水田や棚田、入江に浮かぶ漁船の姿は全て祖先が自然と共存しながら営々と築いてきた日本社会の姿です。経済本位、効率本位の世相の中で、日本の農林水畜産業とそれを支える地域の力が甚だ低下し、更に切り捨てられようとしていることに大きな危機感を抱かざるを得ません。農山漁村の保全は、国土保全、環境保全と防災にも繋がる大変に重要なことです。それに加えて食育も重要です。食は国や地域の大切な文化であるとともに、人間の健康の根幹を成すものです。安全で健康的な食物の安定的な生産を確保すること、生産過程とそれに携わる人たちの努力を認識することを通じて、農林水畜産業の担う意味と役割を正しく理解し、人と自然との共生の有り難さに感謝する心を育てることが大切です。また食料自給率向上は、国家としてきちんと将来に備えて取り組むべき当然の責任です。それほど遠くない将来、いくらお金を出しても食料を輸入することが出来なくなる時代が来る可能性が現実に存在しています。これら食糧安全保障の意味においても、農林水畜産業のしっかりとした基盤整備は重要な課題です。
 私は現在無所属ではありますが、超党派で構成されている、北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟や日本会議議員懇談会の会長などを引き続き勤めさせていただいております。国益を守り、日本国の伝統や文化、国民を守ることこそが、国政に携わるものの責務であると考え、同志とともに行動して参ります。
 どんな立場であろうとも、堂々と落ち着いたまっとうな保守を再生し、情感豊かな日本を取り戻すために、決然と行動する覚悟は変わりません。
 愛する祖国日本と郷土のために最大限の努力をして参ります。
 私は地元の皆様方に二十六年間お育てていただいた、地元の政治家です。
 これからも筋を貫く国会議員として皆様方の信頼を裏切らないように頑張らせていただきます。ご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

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